10月の誕生石は「オパール」です。

宝石言葉は「歓喜・安楽・忍耐」

 

オパールは貴石を意味するラテン語のオパルス(Opalus)に由来し、古代ローマ人はオパールを希望の宝石と信じていました。

オパールの特徴である、石を傾けると虹のような色彩のきらめきを示す現象のことを、プレイ・オブ・カラー(遊色効果)と呼びます。

内部の小さな粒子が三次元的に配列される構造により、光の乱反射が起き、虹色のように見える神秘的な現象で、例えばブラックオパールの鮮やかに煌く赤・緑・青などは、夏空に打ち上げられた花火のような幻想的な美しさを感じます。

 

オパールの特徴である遊色効果を発するものをプレシャスオパールと総称していますが、
一方で遊色効果をもたない半透明から不透明なオパールのことをコモン・オパールと呼びます。

 

代表的なオパール

ブラックオパール・・・暗色の青色、緑色、灰色のボディカラーに美しい遊色をもったオパール
ホワイト・オパール・・・明るいかまたは白色のボディカラーをもつオパールで優れた遊色をもちます
ファイア・オパール・・・遊色効果の有無にかかわらずボディカラーがオレンジ色ないし赤色をしたオパール

 

いずれのオパールもその構造中に水分を含んでいるために、乾燥や熱はダメージの原因となります。
また、宝石としては硬度も低く(モース硬度5½〜6½)、衝撃に弱いデリケートな宝石となりますのでお取り扱いには注意が必要です。

Atelier Toujours ではジュエリーのご紹介やルース(裸石)のご案内も承ります。
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