9月の誕生石は「サファイア」です。

宝石言葉は「慈愛・誠実・徳望」

サファイアという宝石名は、「青色」を表すラテン語 Sapphirus(サフィルス)に由来し、その昔は聖職者が身に着けていた神聖な宝石だと伝えられています。

古い時代においては特定の宝石の名前ではなく、ラピスラズリのような青い色の宝石全体のことを指す言葉であったようですが、現在でもサファイアは青色の代名詞のひとつです。

かの伝統あるイギリス王室では、王冠やティアラなどの多くの宝飾品にもサファイアが用いられており、濃い鮮やかな青を示す “ロイヤルブルー” はイギリス王室の公式カラーでもあります。

故ダイアナ妃がチャールズ皇太子から贈られた婚約指輪も、英国王室御用達ジュエラー「Garrard(ガラード)のブルーサファイアのリングでしたが、現在は、キャサリン妃に受け継がれています。


ところで、青い色で有名なサファイアですが実は様々なカラーバリエーションがあります。

 


ピンクサファイアは比較的知られていますが、その他にもオレンジ、イエロー、グリーン、バイオレット、パープル、そしてホワイトまで、サファイアには虹色の美しいカラーバラエティが見られます。
(これらはファンシーカラーサファイアと呼ばれています。)

赤色のサファイアという宝石はありません。

サファイアは、鉱物としては 『コランダム』 という種類に分類されまますが、この 『コランダム』 の中で赤以外のものが “サファイア” という宝石名で呼ばれ、赤い色のものは “ルビー” という宝石名で呼ばれているからです。

サファイアとルビーは同じ『コランダム』の宝石で、姉妹のような存在といえます。

 

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